みなさん、「ウェルビーイング」をご存じでしょうか?
ウェルビーイングは国際的に、ますます注目されているキーワードです。従業員のウェルビーイングを重要視している企業が多くなっています。今日はウェルビーイングの定義、取り組むべき理由と達成するためのポイントについてご紹介します。
①ウェルビーイング(Well Being)とは
WHOで1948年に、健康とは、病気でないとか、弱っていないということではなく、肉体的、精神的、社会的、すべてが満たされた状態であることはウェルビーイング(日本語訳:幸福な状態)と定義されています。
次に現代人にとってウェルビーイングの状態がどういう状態なのかご紹介します。
②満足ではなく、幸福
一般的な従業員満足度(調査)は、企業と労働者の関係の中で、企業が一方通行で従業員を満足させること(不満を感じさせない)が目的でした。また、従業員満足度(調査)の範囲は主に「仕事内容と環境」です。
しかし、近年のライフスタイルや働き方の多様化の後押しもあって、「仕事内容と環境」に不満がなくても、パフォーマンスが上がらない、例えば、従業員満足度スコアが高くても、コスト、売り上げにつながらないし、離職率も高止まりしてしまっているといった声を最近聞くことが多くなってきています。
もちろん従業員に不満を感じさせないことが重要ですが、それだけでは会社と仕事を好きになれません。持続的なパフォーマンス向上やイキイキ働ける状態へと導くことができません。
ウェルビーイングにおける身体的、精神的、社会的の全てが満たされた状態は一方通行(会社に対して不満がない)だけでなく、双方向(自分が会社のため、顧客のために達成した成果にも満足している)が重要になり、従業員満足にはこの考え方がありませんでした。
ただし、「仕事が好き」とか「会社とエンゲージ」している状態であっても、心、体とプライベート生活に無理がある状態では長続きしません。そこで重要になるのが「ワークとライフのサイクル」です。
③ウェルビーイングのためのポイント
皆さん、こんな経験はありませんか?
仕事で調子が良かった日、家に帰っても機嫌が良い。逆に、仕事がうまくいかなった日は家に帰っても元気がない。
弊社ではこのようなワークライフとプライベートライフの良いサイクルがウェルビーイング実現のために重要だと考えています。
仕事は人生の中で大きな時間を占めています。ここの体験が大きく人生の幸福度に影響をします。仕事が楽しければプライベートも楽しい。プライベートが楽しくリフレッシュできれば、より仕事が楽しくなる。どちらも良い状態であれば心と体も健康的になります。これこそが組織が最も重要視すべきポイントだと考えています。
弊社では、ウェルビーイング診断を提供しています。
また、今年の11月10日にはウェルビーイングアワードを開催します。
その中で、ウェルビーイングについてより詳しく説明いたします。アワードでは、日本一幸福度の高いセンター上位3センターを発表いたします。それらのセンターがどのような取り組みをされて、ウェルビーイングを高めていったのかについて、お話しいただく予定です。
11月10日に開催する弊社のアワードにご参加ください。 皆様のご参加、お待ちしております。