環境変化と従業員の働き甲斐

2021.06.25

皆さまは「世界幸福度ランキング」をご存知でしょうか。

世界149か国を対象に6項目のアンケートによって実施されており、2021年の最新調査結果では、1位はフィンランド、以下欧州国が続き、日本は56位となりました。

報告書では、新型コロナウイルスの感染拡大による環境の変化で、世界の幸福度が大きく下がると予測されていました。しかし結果として上位国ほど影響は小さかったようで、理由としてウイルスという外的脅威に対する連帯感や仲間意識が形成されたことを上げています。

このような環境変化もあり、ビジネス面では「ウェルビーイング」が近年改めて注目されています。

注目度が高まっている『Well-Being ウェルビーイング』

ウェルビーイングとは「心身ともに健康であることを意味する概念」で「肉体的にも、精神的にも、そして社会的にも、すべてが満たされた状態」と言われています。

今回、新型コロナウイルスの影響によりテレワークで業務効率化につながった一方で、メンタル面で不調を訴えるなど新たな問題点も表面化しました。そのため、従業員やその家族が健康でやり甲斐を持って仕事をするための考え方として「ウェルビーイング」に対する注目が高まっています。

皆さまのセンターの従業員の方は健康で生き生きと仕事されていますか?

さまざまな調査から、幸福度が高い従業員は、創造的で業務のパフォーマンスが高く、組織に良い影響をもたらすことがわかっています。

従業員の身体や心の健康、仕事のやり甲斐や働きやすさは、パフォーマンスや採用、離職にも影響を及ぼします。

従業員満足度調査の結果は悪くないのに離職率が低下しない、パフォーマンスが上がらない、などでお困りのセンターは、従業員が心身の不調をきたしていたり、仕事面の環境が整っていない、仕事にやり甲斐を感じていないかもしれません。理由は様々です。

経済産業省では「健康経営の推進」として企業に対し、従業員等への健康投資を行うことで、従業員の活力向上や生産性の向上等の組織の活性化を期待しているため、健康面でのプログラムを導入している企業は多数あるかもしれません。

しかし、健康面のみでなく、従業員のウェルビーイングを高める活動として、会社施策や制度、職場環境や労働環境にも着目し、仕事のやり甲斐やモチベーションを上げることも重要です。

厚生労働省の「令和元年版 労働経済の分析」では仕事のやり甲斐と生産性において、正の相関が出ていると報告があり、結果的に生産性の向上にもつながり、離職率の低下や、優秀人材の採用も期待できます。

https://www.mhlw.go.jp/wp/hakusyo/roudou/19/dl/19-2b.pdf

まずは、皆さまのセンターのウェルビーイングを可視化することをお勧めします。

弊社ではウェルビーイング診断プログラムをご用意しております。
また、今年末には国内初のウェルビーイングカスタマーセンターアワードを開催いたします。
先着30センターは無料で参加できます。

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