今様々な企業のIRや事業計画の中にWell-beingというワードが含まれています。
Well-being自体は1940年代にWHOによって定義された言葉ですが、数年前からビジネスの世界でも活用されるようになっています。
ですが「どうしたらいいの?」、「Well-beingってなに?」、「なぜWell-being?」について具体的な説明がない場合や、「あとはよろしくね」といった、現場へ丸投げしている組織もあります。また「従業員満足度:ES」の延長線上が「Well-being」といった解釈もあります。
今回は、Well-beingとは何か、またプロシードが考えるWell-beingとはなにかについてご紹介したいと思います。
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Well-beingとは
世界保健機関(WHO)憲章で、
「健康とは、病気ではないとか、弱っていないということではなく、肉体的にも、精神的にも、そして社会的にも、すべてが満たされた状態(well-being)にあること」
定義されています。古くは医療・福祉の世界で使われてきましたが、最近ではビジネスの世界でも注目されています。
なぜWell-beingなのか?
Well-beingを実現することによって、ビジネスパフォーマンスが向上する研究は世界的に実施されており、その効果が証明されています。
この効果は個人だけではなく、組織全体のパフォーマンス向上にもつながります。
従業員のWell-beingを実現し、組織のWell-beingを実現する
組織としての収益性や社会性、教育性を上げていくことはどのような組織であっても目標とされていますが、我々は従業員のWell-beingを実現することがスタートであるべきだと考えております。
従業員のWell-beingは上記の図にある通りまず、組織と従業員双方向に取り組むことが重要です。
そうすることで従業員の生産性や創造性が向上し、やりがいの向上による幸福度向上や、業務時間短縮によるプライベート時間の確保などからプライベートの充実につながります。
そうすることで更に、仕事へ集中できるようになったり、プライベートでの経験から新たなひらめきが生まれ、より仕事のパフォーマンスが向上するサイクルが生まれます。
目指すべき組織のWell-being
上述のように従業員のWell-being実現により、組織のWell-beingが実現されます。
- 組織が活性化する
従業員のWell-being実現されることで会社及び仕事とのエンゲージメントが高まり、組織も活性化します。 - 組織のパフォーマンスが高くなる
従業員のWell-beingが実現されることで、組織内の生産的・創造的活動が進み、経営資源(ヒト・モノ・カネ・情報 等)が満たされ組織のパフォーマンスが高くなります。 - 組織の社会的価値が上がる
従業員のWell-beingが実現されることで、創造性が上がり、自社の強みを生かした活動を通じて社会から必要とされ、持続的な社会貢献に繋がります。
以上、我々が考えるWell-beingでした。
今後もこの考えをもとに診断、セミナー、白書、研究会など様々なサービスを行ってまいります。