誤差
ある一定のサンプリングデータに基づき母数の属性を推定(例:平均値)した際の、誤差の幅。
誤差の値は、±パーセントで表される。例えば、顧客満足度調査の結果が、87%で、誤差が±3%の場合、実際の満足度の平均値は、84%(87%-3%)から90%(87%+3%)の間にあることとなる。
「信頼区間(Confidence Interval)」と同義。
顧客満足度調査、モニタリングなどは一般的にサンプルでの調査となるため、誤差が生じる。
活用のヒント
・母集団サイズ、欠陥率、信頼区間、許容可能な誤差により、サンプル数は影響を受ける。許容可能な誤差は、コストとの関係も考えて適切に設定する必要がある。
・サンプルによる誤差を考慮せずに、パフォーマンスデータの達成や向上を判断しないように注意が必要である。
・誤差が大きいにも関わらず、詳細なパフォーマンス達成基準を設けて評価しないよう注意が必要である(個人のモニタリング評価結果によるパフォーマンス評価、少ないサンプルによるミステリーコール結果)。誤差を把握したうえでデータを評価する。