飲食業界の市況
人口減少や食が細い高齢者層の増加、健康志向の高まりやフードロスなどの環境問題から、消費総量としての市場拡大は大きいとはいえません。コロナの影響による大打撃や人手不足による人件費の増加なども大きな課題として存在しています。一方、巣ごもり需要と連動し、Uber Eatsやテイクアウト、宅配などの利便性や選択肢が増えました。店舗運営ではキャッシュレスやメニューのデジタル化、無人店舗などによる効率化と利便性向上へのチャレンジも広がりをみせています。健康食品、高級食材など特定ニーズへの引き込みや、体験型レストランなど、縮小するマーケットの中で消費(モノ)から体験(コト)への工夫もこれまで以上に重要度が増してきています。
カスタマージャーニーへの考察
何を食べるか、何を飲むのか、生活者がどのような選択をするかは日々繰り返されています。選択は、膨大な数の因子によって決められますが、気に入った体験(味、接客、雰囲気など)を経験すると、顧客は繰り返し利用し、新たな顧客も呼びこんでくれます。カスタマージャーニーマップを用いて、スタッフの努力だけに依存した顧客体験から、顧客にとって良い体験を会社・店舗・ECを総合的に設計・実行することが重要です。
飲食業界での
プロシード支援
様々なペルソナによるカスタマージャーニーの設計、来店や取り寄せ等の利用者の体験で発生する課題に対して、
プロセスや組織体制、スキルアップなどクライアントに合った改善提案をします。
外国人(中国語・英語)に対応した
顧客体験不便の発見と改善
飲食店のスタッフが意図せず、外国人への失礼な接客となる場合があります。言語の問題ではなく、コミュニケーションテクニックと意識によるものがほとんどです。Webサイトやメニューなどの表記が適切であるかの把握や、外国人によるミステリーショッパーで、どこに不便・不快があるかを探し出しましょう。
サービス:サービス戦略、診断
店長の成長が店舗の成長になる
「店長力」診断
店長が抱える責任と業務は多岐にわたり、ここでの能力差が良い店舗かどうかに大きく影響します。良い店舗は、スタッフの気持ちを理解しています。つまりはスタッフが給与などの待遇だけのモチベーションではなく、顧客や職場との関係性について喜びを感じる店舗運営をできていることになります。採用からシフト、教育、モチベーションアップ、クレーム、クリンリネスなど、店長がみる範囲は多岐にわたりますので、それらの現在の実行レベルを可視化しましょう。
サービス:診断、ウェルビーイング
ネットショッピングのカスタマーサポート
インターネットの普及に伴い、ネットで食料を注文する顧客は増加しています。しかし、「思ったイメージと違った」「届かない」「食材に変なニオイがある」など、対面での販売では発生しにくい問題がコールセンターには入ってきます。実物がみれない中、落胆している・不満で感情的になっている顧客との応対の難易度は高いといえます。また、在庫や配送状況などの把握がシステム提供されていない場合は、問合せ時の顧客体験だけでなく効率性にも影響を及ぼします。電話、メール、チャットでの一貫したCX視点での品質を改善しましょう。
サービス:診断、研修